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デザイナー観点や検証結果から見抜くSanDiskの並行輸入品SDカードの本物・偽物の見分け方

デザイナー観点や実証実験から見抜くSanDiskの並行輸入品SDカードの本物・偽物の見分け方

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カメラ初心者男性

Amazonでかなり安いSanDiskのSDカードが売ってるんだけど、購入しても大丈夫かな?
ちょっと待った!そのSDカードって本当に大丈夫か確認して!

NORI

カメラマンやビデオグラファーなら写真の保存や動画の保存に絶対に必要となる記録媒体のSDカード。できれば安くて書き込み速度の早い記録媒体(SDカード)を購入したいという思いは誰もが願う思いだと思います。

しかしAmazonの昨今のレビューを見ただけでは、本当に信用ができなくなっているのも事実。

Amazonでも各種メーカーから様々なSDカードが販売されておりますが、今回は自分の体験やデザイナーとしてみたパッケージの観点から「SanDisk」に絞り並行輸入品SDカードの本物・偽物の見分け方を紹介したいと思います。

いきなり本題に入りたいと思います。

グレーというかもはやブラックのSanDisk並行輸入品SDカード。

これは絶対買っちゃダメなやつ!

NORI

この記事の監修者

購入してはいけないSandiskの偽物 SDカード

念の為にAmazonでの商品リンクを貼っておきますね。購入してはいけない怪しいSanDisk(サンディスク)並行輸入品SDカードはNew Retailingが販売し、Amazon.co.jp が発送している、SandiskのSDカード商品。

買ってはいけない 偽物 Sandisk SD カード 並行輸入品

買ってはいけない 偽物 Sandisk SD カード 並行輸入品

Amazonは法人じゃなくても、アカウントを作成して申請が通れば個人でも出店することができます。そして怪しい並行輸入品を販売している業者も多く、自分の目で見抜く力も必要となってきています。

正直なぜこんなにも評価がいいのか疑問すら浮かぶ商品です。Amazonのレビューが作られてるケースもあるので要注意!

念の為、Amazonのさくらレビューなどが丸わかりの「サクラチェッカー」でもこの商品をチェックしてみました。

サクラ度は10%です。これで本物だから大丈夫だろうと買ってしまわないように!ここからはサクラ度が10%でも、この商品を買ってはいけない怪しい理由を説明していきます。

買ってはいけない Sandisk SD カード 並行輸入品

買ってはいけないと判断した理由

わたしがこれは並行輸入品でもおそらく偽物ではないかと判断した理由を、自身で検証した結果やデザイナーから見たパッケージの不具合などを元に説明していきます。

まず注目したいのが以下の説明文。

上記で紹介している商品や他のショップで売られている並行輸入品のSDカードでもよく以下と似たようなことが書かれています。

速度を体感するための注意点
※170MB/sの速度を体験するため、以下の2点をご確認ください:1)ご利用のパソコンに搭載したUSBポートの速度が170MB/S以上かどうかは予めご調査ください。2)SandiskのSDDR-C531カードリーダーをご用意ください。※現時点(2019/06)に170MB/秒を達したUHS-1カードリーダーは【SandiskのSDDR-C531】のみです。掲載した速度実測値より低下の場合、パソコンUSBポート性能かカードリーダーか問題が示唆されます。

170MB/sの速度は本当にでるのか

パッケージや商品説明文には読取速度は最大170MB/sと書いてます。150MB/sくらいで出ればいいのではないかと思っていましたが、レビュー通り「同じSanDisk95MB/s製品とほぼ同じ値でした」が結果です

最大170MB/sの恩恵を受けるには、当然ですがそれなりの環境を整える必要がありますが、Amazonのレビューでも最大170MB/sのSanDiskのSDカードを購入して、速度が出ないと書き込んでいる人を多数見かけます。

NORI

170MB/sなんて速度は出ない

買ってはいけない Sandisk SD カード 並行輸入品

検証の為に準備した環境

わたしの環境はMacbook Proで、検証時に利用したのは読み込み可能なUSB Type-C ハブは、USB Type-C(メス)×1、USB3.0(メス)×4、HDMI(メス)×1が搭載された以下の製品。

LENTION USB Type-C ハブ MacBook Pro スペースグレーに色もジャストなおすすめUSB TYPE-C ハブ

買ってはいけない Sandisk SD カード 並行輸入品

あとは並行輸入品が怪しすぎるという点もあり、商品説明文に記載されていた、現時点(2019/06)に170MB/秒を達したUHS-1カードリーダーは【SandiskのSDDR-C531】のみです。という以下の商品も準備しました。

その結果がこちらです。

Sandisk SDDR-C531を使っての検証結果データ

170MB/秒を達したUHS-1カードリーダーということで準備したのに…

89.4MB/sってどうなってんだ!

170mb 128GB Etreame Pro Test2

Sandisk ImageMate Pro SDDR-489-J47を使っての検証結果データ

対応メディア:SD/SDHC/SDXCカード(UHS-I、UHS-IIをサポート)、MicroSD/MicroSDHC/MicroSDXCカード(UHS-I、UHS-IIをサポート)、コンパクトフラッシュ(UDMA 7をサポート)していて、USB 3.1 Gen1ケーブル(Micro-B to Type-A)を同梱しているSandisk(サンディスク)純正のカードリーダーです。

様々なSD規格に対応しています。

Sandisk SD カードリーダーおすすめ

90.5MB/sってこっちもかよ!😡

購入した並行輸入品SDカードの様々な不審な点

たぶん他の方はここまで細かく見ることはないだろうととは思いますが、ここからはデザイナーから見てパッケージのフォント、記載内容、SDカードの仕様などを見て気づいたことを紹介していきたいと思います。

SDカード本体の不審な点

まずはSDカードの裏面。

並行輸入品のSDカードの裏面にはB●●●といった番号もなければ MADE IN CHINA という記載すら無い裏面です。

買ってはいけない Sandisk SD カード 並行輸入品

左:家電量販店で購入したSDカード
右:Amazonで買った並行輸入品のSDカード

ひっくり返して表面。

買ってはいけない Sandisk SD カード 並行輸入品

左:家電量販店で購入したSDカード
右:Amazonで買った並行輸入品のSDカード

この画像からは少しわかりにくいのですが、SDカードに貼られたシールの文字が家電量販店で購入したSDカードのものよりも、文字の色が黄色味がかっているという点です。

怪しいSDカードの注意点

・SDカードの裏面に製品コード等の記載がない
・ラベルシールの文字の色が黄味がかっている
・書き込みロックの色がグレーではなく黄色

パッケージの不審な点

正直このパッケージの作りはものすごく精巧に作られてるなという感じです。

パッケージは箔押し加工されているし、デザイナーからみてもパッと外観をみた限りですぐにはこの商品が本物なのか果たして怪しい偽物の商品なのか判断できないレベルだと感じました。

いくつか不審な点をあげていきたいと思います。

まずは、パッケージの裏面

買ってはいけない Sandisk SD カード 並行輸入品

一見普通のパッケージに見えるけど

裏面のシールを剥がすと…
出てきたのは「SDSDXXY-128G-GN4IN」とバーコード番号の「619659170325」と、「80-56-18030-128G」の数字。

買ってはいけない Sandisk SD カード 並行輸入品

バーコード番号の「619659170325」を BARCODE LOOKUP で調べてみると…

買ってはいけない Sandisk SD カード 並行輸入品

画像は違っているけど確かにUPCで登録されているコードがでてきます。

UPCコードとは

UPCコードはアメリカ、カナダで使用されている商品コードです。JANコードのもととなったバーコード。主に使用されるのは、UPC-A(12桁)とUPC-E(8桁)です。

パッケージのロゴ

こちらが正規品のパッケージのロゴ。

Sandisk 正規品パッケージ ロゴ

SanDisk 国内正規品パッケージのロゴ

並行輸入品のパッケージロゴ

SanDisk 並行輸入品パッケージのロゴ

この瞬間ロゴのどこの何が違うのかパッとわかった人は、きっとデザイナーとしての才能があるかもしれない!

パッケージのロゴを拡大してみると…

雑!!

デザイナーからして見ると仕事雑すぎる問題。フォントのロゴが歪みすぎ。表面はおそらくパッケージを印刷コピーしたものと思われるような作り。

並行輸入品のパッケージロゴ

SanDisk 国内正規品パッケージのロゴ(拡大)

ロゴをチェックする際のチェック部分はiの部分とkの部分。国内正規版のロゴはkのななめラインもまっすぐかつ、iの下のラインのまっすぐです。

並行輸入品はまっすぐではなくて、ぐにゃぐにゃしてますね…

sandisk ロゴ

普通の人はここまで気付くんだろうか!?

Limited warranty

正直ここまで見てる人だれもいないと思うけど、念の為並行輸入品のSDカードの不審な点としてあげておきたいとおもいます。

並行輸入品のパッケージロゴ

「LIF ETIME」LIMITED WARRANTY

くっそワランティー(ワロタ)ですよ!(寒)

ひどい、これはひどすぎる。文字スペースあけるとこ間違ってる!
あまりにパッケージが雑すぎる。パッケージ作ったやつでてこい!「LIFE TIME」に直して印刷入稿しなおせ!

これ以外にも、非常に気になった部分が以下のSDのスピード規格ロゴの部分。

並行輸入品のパッケージロゴ

気になるロゴ表記フォント

このSD スピードクラスのロゴマークは SD Association にてマークが決められています。

出典:SD Association

V30C10のマークの数字のフォントを見ると明らかに違いますよね?
というよりも言われないとこれは気づかないかもしれない….これはわたしの職業病かもしれませんw

包装の不審な点

通常はフィルムで覆われているのですが、箱から開封するとフィルムすら貼られていなくこのままでてきます。

買ってはいけない Sandisk SD カード 並行輸入品

実際に正規品と見比べてみても以上のことから、この並行輸入品はあきらかにおかしいことが多いのでまとめてみました。

SanDisk並行輸入品 正規品SDカードの特徴

B&Hから機材を買いまくってる知人から参考までにB&Hで購入したSanDiskのSDカードを送ってもらいました。

正規品 Sandisk SD カード 並行輸入品
正規品 Sandisk SD カード 並行輸入品

やはり裏面に「MADE IN CHINA」と製品コード/製造番号は、SDカードの背面に記載されていました。

並行輸入品でも裏面に製品がないものは比較的に怪しい製品と思われますので注意してください。ちゃんとした並行輸入品もありますが、特にAmazon販売されている並行輸入品のSDカード製品は怪しそうな物が多い印象です。

SanDiskの並行輸入品SDカードの本物・偽物の見分け方のレビューまとめ

本記事は、SanDiskの並行輸入品SDカードの本物・偽物の見分け方を解説した記事です。

人によってAmazonのレビューをどこまで信じるかにもよりますが、「安かろう悪かろう」ってことです。

信頼できる家電量販店や販売店で購入すれば偽物をつかむことはまずありません。

そういった場合には、ツクモネットショップAmazonでの国内正規品などで購入すると間違いないでしょう。

安ければ読取速度(READ)は最大170MB/sでも最大90MB/sでも関係ないよという人であれば問題ありませんが、様々な並行輸入品が増えていく中で真贋が見分けられるには、それなりの知識も必要かと思います。

並行輸入品の粗悪品には注意が必要です。並行輸入品すべてが偽物で怪しいという訳ではありません。
この記事を読んで並行輸入品の粗悪品を掴んでしまう被害に遭う人が少なくなることを願います。

以上、NORI(@norilog4)でした。

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