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ガジェット好きなみなさんこんにちは!ガジェットブロガーのNORI(@norilog4)です。
ポータブル電源選びに困っていませんか?
NORI
この記事で紹介する製品はBLUETTI JAPAN株式会社より提供いただいております。
Apple製品の他、カメラやドローンが好きです。趣味で2021年から登山やキャンプもはじめました。国交省全国包括許可承認取得済 三陸特/アマ無線4級/DJI CAMPスペシャリストを取得。運営者の詳しい情報はこちら
BLUETTIってどこの会社?
BLUETTIは、中国の深セン市に本拠を置く会社です。彼らは、高品質で環境に優しいポータブル電源供給装置やソーラージェネレーターを製造・販売しており、アウトドア愛好家や一般家庭向けに非常に便利な電源ソリューションを提供しています。
同社は、その製品が持続可能で効率的な電力供給を提供することで、緊急時やアウトドア活動での使用にも適した信頼性のある選択肢となっています。同社は、グローバル市場での成長を目指しており、世界中で多数のファンを獲得しています。
BLUETTIの読み方について
BLUETTI(ブルーティ)と読みます。
このポータブル電源「BLUETTI EB55 」は、ざっくり言うとこんな方におすすめ。
- キャンプで家電を使いたい
- 車中泊で旅をしながらパソコン使いたい
- DIYで機器類を利用したい
- 旅先のガジェットやドローンの充電をしたい
今回は提供いただき実際に使ってみた、「BLUETTI EB55」を紹介していきたいと思います。
BLUETTI EB55について
BLUETTI EB55は、家庭やオフィス、アウトドア、非常時など、様々な場所で使用可能なポータブル電源です。
ちなみに今回-28.5度を記録した北海道某所に持っていって使用のテストもしましたが、問題なく利用できておりました。
製品スペック・仕様
BLUETTI EB55は13台デバイス同時給電が可能です。本体正面にあるポートと本体上面にワイヤレス充電面があります。
具体的なそれぞれの出力ポートとしては以下の13個となります。
出力方法/ | 出力数 |
---|---|
AC出力 100-120V | ×4 |
5521出力 12V/10A | ×2 |
シガーソケット12V/10A | ×1 |
USB-A出力 5V/3A | ×4 |
USB-C Max 100W | ×1 |
ワイヤレス充電 Max15W | ×1 |
BLUETTI EB55の付属品・同梱品
付属品 | 説明 |
---|---|
ACアダプター | 電源からEB55を充電するためのアダプターです。(90W) |
ソーラー充電ケーブル | 別売ソーラーパネルからEB55を充電するためのケーブルです。(MC4からXT60) |
カーシガレット充電ケーブル | 車のシガレットライターソケットからEB55を充電するためのケーブルです。(車からXT60) |
ユーザーマニュアル | BLUETTI EB55の取扱説明書。使用方法やメンテナンスに関する情報が記載されています。 |
保証カード | 製品保証カード 製品保証登録フォームからシリアル番号を入力して登録も可能です。 |
BLUETTI EB55の使い方
ここからは説明書を見なくても使えるように分かりやすく使い方を解説していきます。
本体への充電方法
本体への充電は同梱されているACアダプター充電器を使って行います。INPUTのゴムカバーを外すと出てくる「Adapter」 部分に充電器を差し込んで本体へ充電します。
液晶画面
バッテリー残量は20%刻みで表示されています。
- 待機状態の場合は30秒後に画面表示が消えます。
- 全ての出力(OUTPUT)が無い場合、2秒後に画面表示が消えます。
出力周波数の切り替え
上の画像では出力が50Hzと表示されていますが、以下の方法で出力を50Hz/60Hzに切り替えることができます。
画像赤枠のDCボタン/ACボタンを同時に2秒ほど押し続けます。
- DC/ACボタンを2秒ほど押し続ける
- 50Hzが点滅する
- ACボタンを押すと50Hz/60Hzに周波数の切替えができます。
- DC/ACボタンを2秒ほど押し続けて点滅が終わると設定完了
現在は、電化製品のヘルツフリー化によって今までよりも周波数を気にする必要がなくなってきましたが、利用する電化製品の中には周波数を基準にして作られているものがあります。
古い電化製品を利用する場合などにはこの周波数を事前にチェックしてから利用することをおすすめします。
BLUETTI EB55 ワイヤレス充電方法
ワイヤレス充電を利用するにはDC OUTPUTをONにします。ワイヤレスの出力は最大15Wとなっています。
本体上面部分がワイヤレス充電に対応しています。
ワイヤレス充電に対応したスマートフォンやワイヤレスイヤホンなどを、EB55本体の上に置くだけで充電することができるのでケーブルがない場合でも充電ができるので便利です。
スマートフォンの充電
本体上面に置くだけで充電が開始されます。
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ワイヤレス充電対応のイヤホン
ワイヤレス充電部分にBose QuietComfort Earbudsを乗せてみたところ問題なく充電されました。
USB-Cポートは最大100W出力
出力の大きなポイントとしては、「USB PD(急速充電規格)」に対応している点。USB PD(100W)対応の充電ケーブルが用意できればMacBookなどの急速充電も可能となります。
Apple Watchの充電
試しにApple Watchもワイヤレス充電に対応してるかどうか試してみたところApple Watchの充電が不可となっていました。
ただし、普段利用しているApple Watchをどうしても充電したかったこともあるので、コンパクトに収納可能な高速充電対応の「エレコム Apple Watch 充電器」をUSB-Cのポートに差し込んで充電。
TYPE-Cの充電器を使うことでApple Watchの充電も可能に。充電器は高速充電対応モデルなので十分な速度でApple Watchが充電が可能となります。
ドローンバッテリーへの充電
DJI Mini 3 Proのバッテリー3本とDJI Air 2Sのバッテリー6本を同時に充電してみましたが、問題なく充電して利用できています。
電気毛布の利用
私自身とても寒がりで、暑いのは耐えられるのですが、寒いのだけはとても苦手です。ポータブル電源に電気毛布があれば少なくとも外で寒くて寝られないということは避けられます。
今回テストで使ってみた電気毛布は定格電圧AC100V、定格消費電力75Wの製品です。
最大出力にして使ってみましたが、電気毛布の自動切り機能(3時間)は余裕で利用できるレベルです。
秋の終わりから冬でのキャンプシーンや車中泊での寒さ対策で使える「電気毛布」。キャンプサイトでコンセントが対応の区画があっても延長コードなどが必要になったりします。
しかしこのBLUETTI EB55であれば電気毛布への給電でも利用可能です!
NORI
照明としての利用
BLUETTI EB55 本体背面には照明がついています。車中泊・キャンプなどのちょっとした照明として利用できます。
照明を点灯させるには「LIGHT」ボタンを1秒程度押して離すと点灯。さらに1回押すとさらに明るくなり、さらに押すと非常時モードに切り替わり一定間隔で照明がフラッシュします。
本体への充電時間と急速充電方法
BLUETTI EB55 本体のバッテリが無くなると、液晶画面の左下に赤いアイコンが表示されます。
BLUETTI EB55に付属のACアダプタは90wまで対応できますが、残りの残量がほぼない状態で家庭用AC電源を使用して充電したら、入力が約71Wで満充電には7時間程度かかるようになります。
車での充電も同じぐらいの時間がかかるので、移動しながらの充電は実用的ではないかもしれません。
もう少し早く充電したいという方は、別売りのAC電源アダプタ(200W)やソーラーパネルを併用すると短時間で満充電になるのでおすすめです。200Wの別売りアダプタを利用した場合のフル充電時間は約3時間。
以下の2種類を併用した場合、最大入力が400Wとなり、約2時間でフル充電が完了します。
最大400Wまで入力の急速充電可能
別売りのACアダプタやソーラーパネルを利用することで、本体へ急速充電が可能です。長期的な車中泊の旅を考えると200Wのソーラーパネルと一緒に持ち歩くことで電源に困ることはほぼ無くなるのではと思います。
BLUETTI EB55の安全性
ポータブル電源で必ずと言っていいほど記載されているのが「正弦波」を利用しているかどうか。電気の波形には大きく分けて正弦波・修正正弦波・矩形波の3種類があり、それぞれ異なる特徴を持ちます。
- 正弦波
- 修正正弦波
- 矩形波
ポータブル電源の正弦波とは?
正弦波は、交流(AC)電源において理想的な波形とされています。これは、家庭用電源や産業用電源で一般的に使用される電力の形式です。正弦波は、音響機器や医療機器のようなデリケートな電子機器に安全で効率的な電力を供給することができます。故障や劣化につながることがないので、パソコンなどの精密機器などに使用しても安心と言えます。
一方、修正されたサイン波(修正弦波)や矩形波などの他の波形は、純正弦波ほど滑らかではありません。これらの波形は、一部の機器には適しているかもしれませんが、純正弦波が推奨される機器には問題を引き起こすことがあります。例えば、ノイズが増加したり、機器が正常に動作しなかったり、寿命が短くなったりすることがあります。
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ポータブル電源に使用されるリチウムイオン電池の種類とは?
あともうひとつポータブル電源を選ぶ際に注意して見ておきたい点が、搭載されているリチウムイオン電池の種類です。
リチウムイオン電池の素材の危険度は、熱安定性や化学的特性によって異なります。
以下に一般的な危険度の高い順にリストを作成しましたが、絶対的な順序ではないことに注意してください。
- リチウムコバルト酸化物(LiCoO2、LCO)
- リチウムニッケルコバルトアルミニウム酸化物(LiNiCoAlO2、NCA)
- リチウムニッケルマンガン酸化物(LiNiMnCoO2、NMC)
- リチウムマンガン酸化物(LiMn2O4、LMO)
- リチウム鉄リン酸化物(LiFePO4、LFP)
さまざまな条件や製造方法によって、実際の危険度は変わることがあります。
BLUETTI EB55でも使用されているリチウム鉄リン酸化物(LFP)は、最も安全な素材とされており、熱安定性が高く、熱暴走のリスクが低いとされています。
一方、リチウムコバルト酸化物(LCO)は、熱安定性が低く、熱暴走のリスクが高いとされています。ただし、適切な電池管理システム(BMS)や安全対策が施されている場合、これらのリスクは軽減されることがあります。
製品レビュー動画
キャンプシーンで利用されたBLUETTI EB55のレビュー動画です。IHクッキングヒーターやトースターなどを使って検証しているので要チェックです!
BLUETTI EB55のよくある質問と回答
- 最大出力は何ワットですか?
- AC定格出力は700W(瞬間最大1,400W) です。
- ワイヤレス充電でApple Watchの充電ができますか?
- 上面のワイヤレス充電部分でApple Watchの充電はできません。ただしApple Watch充電用のアダプタを用意することで最大出力100WのTYPE-Cポートから急速充電することが可能です。
- 本体への充電時間はどれくらいですか?
- 付属のACアダプター(90W)を利用するとバッテリーゼロの状態から満充電までおおよそ7時間程度かかります。
もしも本体への急速充電が必要な場合には別売の、BLUETTIポータブル電源用 T200AC電源アダプタ200Wを利用することでさらに充電速度は約3時間に短縮、200WのソーラーパネルとT200AC電源アダプタを併用することで2時間でフル充電が完了します。
- どのソーラーパネルと互換性がありますか?
- BLUETTIのソーラーパネルは120W出力のPV120Sと、200W出力のPV200の2種類に対応しています。
良かった点・気になった点
実際に利用してみて気になった点が2つあります。
1つ目はバッテリー残量のメモリ問題。他社のポータブル電源も利用しているので、バッテリー残量が20%刻みだと残りどれくらいの時間利用できるのかわからないという点。
2つ目は使い切ったポータブル電源を満充電するまでの時間。付属のACアダプタ(90W)で0からフル充電するとなると7時間近くかかります。車中泊などで外出先で長期間(1週間程度)使うことを考えると7時間の充電時間はあまり現実的ではないかもしれないと感じました。
別売りの200WのソーラーパネルとACアダプタを使用することで、約4.5時間でフル充電が可能ですが、最初から200WのACアダプタを同梱してもらえると嬉しいなと感じました。
公式キャンペーン情報
BLUETTI JAPAN公式でお得に購入できるキャンペーンが開催されるので、ぜひこちらも合わせてチェックしてみてください。
- 最大42%オフの秋スーパーセール(2023年10月05日00:00から10月29日23:59まで)
BLUETTI EB55のレビューまとめ
本記事は、BLUETTI EB55についてのレビュー記事です。
デフォルトでの充電速度が遅いことや液晶残容量がわかりにく部分があり星が3つとなりましたが、13個のポートが搭載されていることや、100W出力可能なTYPE-Cポートがあること、BMS安全管理システムを搭載した高い安全性のリン酸鉄リチウム電池搭載でバッテリーの充放電サイクル寿命が2500回もあることは耐久性面でかなり評価できます。
外出先で電子機器を使う際に必ずあると便利だと思う「ポータブル電源」ドローンを飛ばしに行く際や動画の撮影に行く場合の必需品といっても過言ではないほど重宝しています。
キャンプシーンで火を起こさずに電気ケトルなどでお湯を沸かしたりする際にも使えるのでとても便利だと感じます。
NORI
以上、NORI(@norilog4)でした。
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