みなさんこんにちは、NORI(@norilog4)です。
直近で資格取得が必要となり周波数帯の勉強をしていたので、自身の備忘録としても参考になるので記事にします。
みなさんが普段利用しているスマートフォン。
実は契約しているキャリアによっても通信方式や利用している周波数帯が違ってきます。
各携帯電話事業者の通信方式
現在、各キャリアの通信方式は以下となっています。
総務省が公開している令和2年6月9日時点で商用サービスを行っている事業者が使用している通信方式と周波数帯
事業者名 | 通信方式 | |
---|---|---|
NTTドコモ | 第3世代 | W-CDMA,HSPA等 |
第3.9-4世代 | LTE-A,LTE | |
第5世代 | 5G | |
KDDI/沖縄セルラー(au) | 第3世代 | CDMA2000,EV-DO等 |
第3.9-4世代 | LTE-A,LTE | |
第5世代 | 5G | |
ソフトバンク (※Y!mobile含む) | 第3世代 | W-CDMA,HSPA等 |
第3.9-4世代 | LTE-A,LTE | |
第5世代 | 5G | |
楽天モバイル | 3.9-4世代 | TE-A,LTE |
第5世代 | 5G |
ガラケー時代から今の5Gの時代までの遷移がわかります。
各キャリアが第5世代で使用している周波数帯
各携帯電話事業者が、第5世代移動通信システム「5G」で利用している周波数帯は以下となっています。
日本で使用可能な周波数はn77(n78)=3.6GHz~4.2GHz、n79=4.4GHz~4.9GHz
バンド | ||||
NTTドコモ | ||||
KDD/沖縄セルラー(au) | ||||
ソフトバンク (※Y!mobile含む) | ||||
楽天モバイル |
各キャリアが販売している最新の5G対応のスマートフォンはこの周波数帯を利用して通信しています。
各事業者が第3.9-4世代で使用している周波数帯
各携帯電話事業者が、「4G/LTE」で利用している周波数帯は以下となっています。
バンド | 18/26/ | 19/26 | 8 | 11 | 21 | ||||
NTTドコモ | |||||||||
KDD/沖縄セルラー(au) | |||||||||
ソフトバンク (※Y!mobile含む) | |||||||||
楽天モバイル |
話題のMVMOとは
よく目にする格安スマホ、格安SIMなどを提供している、Y!mobile(ワイモバイル)、LINEモバイル、UQモバイルは、MVMO(obile Virtual Network Operator)「仮想移動体通信事業者」と呼ばれています。
MVMOはどのようにサービス提供しているのか
最近ニュースなどで目にするMVMOは、自社で通信基地局を所有していない通信事業者のことを指す通称です。
MVMOの事業サービスを提供している会社は、NTTドコモやau、ソフトバンクなどの基地局を所有している会社の通信回線を間借りして皆さんに通信サービスを提供しています。
プラチナバンドとは
2012年にソフトバンクがSMAPを起用しCMを打ったことで耳にしたこともある「プラチナバンド」。
このプラチナバンドと呼ばれる周波数帯は電波の中でも屋内に入りやすく、大人数が使えるため総務省が「電波オークション導入」を実施。
2012年3月1日(木)、総務省はソフトバンクモバイルに対し、900MHz帯の周波数割り当てを決定しました。
プラチナバンドの伝搬特性
700MHz帯~900MHz帯の低い周波数は、より電波が回り込みやすく屋内でもつながりやすいことから「プラチナバンド」と呼ばれています。
しかし、現在楽天モバイルに現在割り当てられている周波数は、LTE(通称4G)は1.7GHz帯の40MHz幅と5Gのみとなっています。
後発で参入してきた楽天モバイルにはプラチナバンドは割り当てられていない為、ユーザー獲得は厳しい競争を強いられているのが現状です。
その為Rakuten UN-LIMIT VIなどの使い放題無制限サービスを提供の他、eSIMなどで対応をしています。
各携帯電話事業者の通信方式・周波数帯のまとめ
本記事は、各携帯電話事業者の通信方式・周波数帯の一覧にまとめた解説記事です。
アメリカではすでに新しいiPhoneが5Gで接続できる中、世界に比べても日本の5Gが利用できるポイントはまだまだ少ないと思います。
コロナの影響もあり5Gの商用サービスが遅れているのも否めませんが、今後第5世代移動通信システム「5G」が日本中どこでも使えるような時代がくるのは何年先になるのでしょうか。
以上、NORI(@norilog4)でした。