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DJI Flipは、Mini 4 Proゆずりの高性能カメラと、Neoゆずりの安全性を兼ね備えた新しいドローンです。軽量でコンパクトな設計は、旅行や日常使いに最適!
今回、実際に使ってみた感想を含めて、その魅力を徹底解説します。
この記事内で紹介している「DJI Flip Fly More コンボ (DJI RC 2 付属)」は、株式会社システムファイブよりを提供いただいていますが、サイト運営ポリシーに則り製品を利用して感じたことをそのまま記事にしています。
実際に新しく発売されたこのDJI Flipを触ってみて・使ってみた結果、DJI Flipの購入が向いている人は特にこれからMini 4 ProかNeoを購入しようか迷っている人におすすめの機体です。
NORI
- DJI Mini 4 Proだとハイエンド過ぎると感じる人。
- DJI Neoだと性能が物足りないと感じる人。
- 屋外以外に室内でも飛ばして撮影や練習したいと思う初心者
- 旅行やハイキングで持ち運び便利なドローンを探してる人
Apple製品の他、カメラやドローンが好きです。趣味で2021年から登山やキャンプもはじめました。国交省全国包括許可承認取得済 三陸特/アマ無線4級/DJI CAMPスペシャリストを取得。運営者の詳しい情報はこちら
DJI Flipの基本情報
DJI Flipを触ってみた最初の感想は、「軽い!」というのと「思った以上にコンパクト!」でした。
新設計の折りたたみ式デザイン
DJI Flipは、軽量かつ小型の設計に加えて、新たに折りたたみ機能を採用したことで、携帯性が大幅に向上しました。
写真のように折り畳んだ状態で非常にコンパクトです。
正面から見てもプロペラ部分が綺麗に同ラインにまとまって畳められて収納できるような仕様になっています。
横からみた写真でもこの通り
NANGAのダウンジャケットのポケットに入れてみましたが、すっぽり入って収納できました。
飛行時のバッテリーを含めた重さはわずか249gで、折りたたみ収納時ではバッグやポケットにも簡単に収納できます。
DJI Flipプロペラの折りたたみと収納動画
全方面保護プロペラガードを搭載しており、持ち運び中の安全性にも配慮されています。これにより、旅行や日常のお出かけ先でも気軽に使用できる理想的なドローンとなっています。
プロペラを展開するときには、前のプロペラ部分から展開。収納時は後ろの部分から畳んでいくことでコンパクトに収納が可能です。
Mini 4 Proゆずりのカメラ性能
DJI Flipは、Mini 4 Proの優れたカメラ性能を受け継いでおり、空撮初心者でもプロ級の映像が簡単に撮影できる点が魅力です。搭載されている1/1.3インチCMOSセンサーは、有効画素数48MPを誇り、風景や人物、夜景まで鮮明に撮影することが可能です。
また、最大4K/100fpsの動画撮影に対応しており、高解像度かつ滑らかな映像を作り出せます。これにより、旅行やVlogなどのさまざまなシーンで大活躍します。
Neoゆずりの安全性能
安全性の面でも、DJI Flipは非常に優れています。
Neoシリーズの特徴を継承した全方位(全面保護)プロペラガードを標準装備しており、ドローン初心者でも安心して使用できます。
よほどのことがない限りプロペラで怪我をしてしまうというリスクは他の機体にくらべて低くなっています。
またこのプロペラガードがあることで、ハンドリリース&キャッチ機能を搭載しており、足場が平らでない場所や狭い空間でもドローンをスムーズに離着陸させることができます。この機能は、アウトドアや不安定な環境での使用に非常に便利です。
DJI Flip vs Mini 4 Pro vs Neo(比較表)
Mini 4 Proゆずりの高性能カメラと、Neoゆずりの安全性を兼ね備えた新しいドローンとなってリリースされた「DJI Flip」ですが、それぞれの機体を比較してみました。
サイズと重量の比較
機種 | 展開時サイズ(長さ×幅×高さ) | 重量 |
---|---|---|
Mini 4 Pro | 298×373×101 mm | 249 g |
Flip | 233×280×79 mm | 249 g |
Neo | 130×157×48.5 mm | 約135 g |
カメラ性能の比較
機種 | センサーサイズ | 有効画素数 | 動画解像度 | カラーモード | デジタルズーム |
---|---|---|---|---|---|
Mini 4 Pro | 1/1.3インチ | 最大48MP | 最大4K100fps | 10bit/D-Log M/HLG | 最大4倍 |
Flip | 1/1.3インチ | 最大48MP | 最大4K/100fps | ノーマル・10bit/D-Log M | 最大4倍 |
Neo | 1/2インチ | 最大12MP | 最大4K30fps | ノーマル | なし |
バッテリー性能の比較
機種 | 最大飛行時間 | 最短充電時間 |
---|---|---|
Mini 4 Pro | 34/45分 | 58/78分 |
Flip | 31分 | 45分 |
Neo | 18分 | 60分 |
DJI Flip インテリジェントフライトバッテリーへの充電はDJI 65W USB-C 充電器または USB PD 高速充電プロトコルをサポートするその他の充電器などで充電が可能となっています。
DJI Flip パラレル充電ハブは4本のインテリジェントフライトバッテリーへの充電が可能です。
充電方法や充電にかかる時間は以下となっています。
充電方法 | 充電時間 |
---|---|
DJI 30W USB-C充電器を使用し、機体本体で充電する場合 | 70分 |
DJI 65W USB-C充電器を使用し、パラレル充電ハブ経由で単一バッテリーを充電する場合 | 45分 |
DJI 65W USB-C充電器を使用し、パラレル充電ハブ経由で2つのバッテリーを充電する場合 | 70分 |
機体性能の比較
DJI Flipは、飛行中の安全性を高めるために、Air 3Sにつづき3D赤外線検知システムを搭載しています。
下方にはビジョンセンサーと赤外線センサーが組み合わされており、地面との距離を正確に把握しながら安定したホバリングを可能にします。
また、前方には3D赤外線検知システムを採用し、障害物を検知して衝突リスクを回避する仕組みが備わっています。この多層的なセンサー構造により、初心者でも安心して操作でき、様々な環境下での飛行が可能です。
機種 | 最大風圧抵抗 | 検知 |
---|---|---|
Mini 4 Pro | 10.7 m/s | 全方向:ビジョンシステム 機体底部:3D赤外線センサー |
Flip | 10.7 m/s | 下方:ビジョンセンサー、赤外線センサー 前方:3D赤外線検知システム |
Neo | 8 m/s | 下方ビジュアルポジショニング |
実際に使ってみた感想
実際に室内と外で飛ばしてみましたが、便利だなと思う点がいくつかありました。
DJI Flyアプリを使って機体に接続するときに、モバイル機器を使うか、送信機を使って接続するか選ぶことができます。
初心者でも安心のチュートリアル
モバイル機器にインストールしたDJI Flyアプリから接続した場合、以下のような画面が表示され飛行に関するチュートリアルがスタートします。
これは非常に親切な案内だと思ったので、これからはじめてドローンを使って飛ばすユーザーにとってもわかりやすいと思います。
6種類のスマート撮影モードが機体のボタンから切替・操作可能
DJI Flipでは6種類のスマート撮影モードが標準で搭載されています。
- ドローニー
- サークル
- ロケット
- スポットライト
- ヘリックス
- フォロー
カメラを正面にしてバッテリー右下にあるボタンを1回押すことでこのモードを切り替えることができます。
スマホアプリ「DJI Fly」に接続します。
最初の接続時には利用方法のチュートリアルがスタートします。
6種類のスマート撮影モード切り替え方法(動画動作確認)
右下にあるボタンを1回押すことでこのスマート撮影モードを切り替えることができるようになっています。
手に持った状態(手のひら離陸)でそのモードで飛ばしたい場合には、2秒間ほどボタンを長押しするとカウントダウンが始まり、その後選択したモードで飛行が開始し、飛行したポイントに戻ってきます。
アプリから各撮影モードの設定変更が可能に
アプリのコントロールを選択することで、「6種類のスマート撮影モード」の各種設定の変更が可能となっています。最長距離を変更したり、高度を変更することもできます。
手のひらで簡単着地(動画)
DJI Flipにはハンドリリース&キャッチ機能を搭載されています。
足場が平らでない場所や狭い空間でもドローンをスムーズに離着陸させることができます。機体の下に手のひらを出すとその上で着陸してくれるようになっています。
自分で飼い慣らしたペットのような感覚の可愛さがあります。
操作方法のひとつとして音声操作が可能となっていますが、リリース時で利用できる言語は中国語または英語に対応しています。
コントローラー(DJI RC)を使わなくても6種類のスマート撮影モードを使って手軽に飛ばせるのは便利だと感じました。登山時やハイキング時の軽い撮影などであればこれで十分な気がします。
DJI Flipを使って撮影した動画
DJI RC2に接続して飛行、4Kで30pで撮影した動画データです。
波打ち際に人がいるのもはっきりわかるレベルで撮影できています。
DJI Flipを使って撮影した写真
DJI RC2に接続して飛行させ、撮影したデータそのままのデータです。クリックして拡大できます。写真で撮影したクオリティを確認できます。
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DJI Flipの製品ラインナップと価格
今回DJI Flipは3つの製品ラインナップが販売されています。
- DJI Flip(DJI RC-N3付属) 60,600円(税抜)
- DJI Flip(DJI RC2付属) 84,900円(税抜)
- DJI Flip Fly More コンボ(DJI RC2付属) 102,500円(税抜)
Air 3S Fly Moreコンボなどでは付属していたNDフィルターは今回別売りとなっております。
※NDフィルターは別売り DJI Flip NDフィルターセット (ND16/64/256) 5,300円(税抜)
DJI Flip Fly More コンボはキャリーケースもついてお得
DJI Flip Fly More コンボはキャリーケースも付属しており、必要なものが全てこのバックの中に収納できるようになっています。最大飛行時間31分のインテリジェント フライトバッテリー3本も含まれており、練習するにしても長時間撮影したい場合でも対応できるセットになっています。
セット内容がすべてこのケースの中に収まります。
フライトに必要なバッテリー3本も充電器や、モニター付属の送信機DJI RC 2とともにコンパクトに収納が可能となっています。
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使ってみて気になった点
機体の重量は249gとなっておりとても軽いので、海辺で風が多少ある状態で送信機(DJI RC2)を使って飛ばした時に、向かい風の場合はなかなか戻りにくいし、追い風の場合はかなり進んでいく感じがあります。
あくまで個人的な体感となりますが、普段他のDJI機を使っていることもあり、慣れるまでは長い距離を飛ばすのはちょっと危ないなと感じました。
DJI Flipのまとめ
DJI Flipは、Mini 4 Proの高性能カメラ性能と、Neoの安全性や手軽さをいいとこ取りした万能ドローンです。特にこれから新しいドローンを購入したいけれど、どれを選べばいいか迷っている方にはピッタリの機種といえます!
- Mini 4 Proほど高価ではなく、Neoより性能が高い点が魅力。
- 手のひら離陸や折りたたみデザインの便利さ。
- 安全性の高さ(全方位プロペラガード、ハンドリリース機能)。
まず、搭載された1/1.3インチCMOSセンサーと48MPの高解像度カメラは、旅行先や日常のちょっとしたシーンをプロ級の映像に変えてくれます。最大4K/100fpsの動画撮影に対応しているので、滑らかで美しい映像を簡単に撮影できる点も魅力的です。
また、軽量でコンパクトな折りたたみ式デザインは、持ち運びがとても便利です。重さはわずか249g!バッグやポケットにスッと入るサイズ感で、旅先でも気軽に持ち歩けます。さらに、全方位プロペラガードが付いているため、初心者でも安心して飛ばすことができます。ハンドリリース&キャッチ機能も便利で、足場が平らでない場所でも簡単に離着陸が可能です。
日本国内で100g以上の無人航空機を飛行させる場合、機体の登録が必須なので必ず登録するようにしてください。
そして、6種類のスマート撮影モードや直感的に操作できるアプリ機能など、誰でも簡単に使える設計がされています。これからドローンを始めたい方や、簡単にSNS映えする映像を撮影したい方にとって、理想的な一台といえるでしょう。
初心者でどのドローンを購入しようか迷っているなら、DJI Flipから始めてみませんか?
Mini 4 Proはちょっと高性能すぎるし、Neoだと物足りない…。そんな方にこそ、DJI Flipがまさにベストな選択肢です!
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以上、NORI(@norilog4)でした。