【完全ガイド】棚受けレールDIYの教科書|ロイヤル棚柱(ガチャ柱)で失敗しない作り方&レビュー

【完全ガイド】棚受けレールDIYの教科書|ロイヤル棚柱(ガチャ柱)で失敗しない作り方&レビュー

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少し前に終の住処を購入したNORIです。

今まで住んでいた環境よりも断然広くて快適な新築戸建ては最高ですが、注文住宅ではなかったので色々とカスタマイズしたいところがたくさんあります。

ここにこれがあったら良いのにというものがないので、欲しいものは自分で作るしかありません。

元々DIYが好きだったこともあるので、今回は洗面所に収納スペースが無かったため自分で作ることにしました。

持ち家じゃなく賃貸でもできる「壁にちょっとした収納が欲しい」「デッドスペースをおしゃれに活用したい」という声。

そんな願いを叶えてくれるのが、棚受けレールを使ったDIYです。一見難しそうに見えるかもしれませんが、ポイントさえ押さえれば初心者でも驚くほど簡単におしゃれな「見せる収納」を作ることができます。

棚受けレールを使った美しい壁面収納
棚受けレールを使った美しい壁面収納

この記事では、DIY愛好家から絶大な人気を誇るロイヤル社製の棚柱(チャンネルサポート)を中心に、基本的な作り方から失敗しないための重要なコツ、必要な資材の完全リストまで、豊富な写真付きで徹底的に解説します。

この記事を最後まで読めば、あなたもきっと、自分だけのオリジナル壁面収納を作りたくなるはずです。

NORI

これから可動式棚をDIYしてみようと思う方はこの記事を参考にしてみてね!
この記事を書いた人

「棚柱」「チャンネルサポート」「ガチャ柱」って何が違うの?基本のキ

DIYを始めようと調べると、「棚柱」「チャンネルサポート」「ガチャ柱」「棚受けレール」など、様々な呼び方が出てきて混乱するかもしれません。しかし、これらは基本的にすべて同じものを指す言葉です。棚の高さを自由に変えられる、スリット(溝)が入った金属製のレールのことを指します。

その仕組みは非常にシンプルです。

  1. 壁に棚柱(チャンネルサポート)を垂直に取り付ける。
  2. 棚柱のスリットに、棚受け(ブラケット)と呼ばれる金具を差し込む。
  3. 棚受けの上に、好きな棚板を載せる。

たったこれだけで、棚の高さや枚数をいつでも自由に変更できる「可動棚」が完成します。この手軽さと自由度の高さが、DIYで絶大な人気を誇る理由です。

なぜ「ロイヤル社製」が人気なの?

数あるメーカーの中でも、特にDIYerから支持されているのがロイヤル(Royal)株式会社の製品です。その理由は、店舗の陳列棚などで長年使われてきた圧倒的な信頼性と品質にあります。

ロイヤルは、店舗内装陳列金物を製造・販売している業界シェアトップの企業です。そのため、多種多様な棚柱を製造しており数多くのバリエーションが用意されています。

プロが使うほどの品質でありながら、ホームセンターやオンラインで手軽に購入できるのも魅力。豊富なパーツが揃っているため、自分の作りたいイメージにぴったりの棚を作ることができます。

DIYの前に揃えたい!必要な資材と道具【完全リスト】

思い立ったらすぐに始められるよう、事前に必要なものをリストアップしました。ホームセンターやオンラインストアで揃える際の参考にしてください。

項目内容・選び方のポイント価格帯の目安主な購入場所
棚柱(チャンネルサポート)長さは600mm〜1820mmが一般的。天井の高さや作りたい棚の規模に合わせて選びます。800円〜2,000円/本ホームセンター、金物店、Amazon、楽天市場
棚受け(ブラケット)載せたい棚板の奥行きに合わせて選びます。耐荷重も確認しましょう。木棚用、ガラス棚用などがあります。500円〜1,500円/本同上
棚板パイン集成材やアカシア材などが人気。ホームセンターのカットサービスを利用すると便利です。2,000円〜/枚ホームセンター、材木店
取り付け用ビス非常に重要! 壁の材質(石膏ボード、木壁など)に合ったものを選びます。長さは25mm〜40mmが一般的。300円〜/パックホームセンター
マルチアンカー石膏ボードなどにチャンネルサポートを取り付ける際にしっかり固定ができます。300円〜ホームセンター、Amazon
電動ドライバー必須ではありませんが、あると作業効率が格段に上がります。インパクトドライバーがおすすめです。5,000円〜ホームセンター、Amazon
下地センサー壁裏にある柱(下地)を探すための道具。失敗しないための最重要アイテムです。2,000円〜ホームセンター、Amazon
水平器棚柱をまっすぐ取り付けるために使います。スマホアプリでも代用可能です。1,000円〜ホームセンター、100円ショップ
マスキングテープ下地センサーで探した柱の位置などをマークしておくときに便利です。300円〜ホームセンター

棚板

ホームセンターで購入できます。設置する場所の長さに合わせて切ってもらえるので一緒に切ってもらうと取り付けしやすくなります。

切った場所は木口貼りテープなどを貼り付けると切ったサイド面が綺麗に仕上がります。

木口貼りテープ

棚受け(ブラケット)

ホームセンターで棚受け(ブラケット)購入する際には、左右1組ずつになっているか確認して購入しましょう。棚受けに棚板をビスでしっかり固定したい場合にはビスも一緒に購入しておくことをオススメします。

ロイヤル棚受けとビス

取り付け用ビス

棚柱(チャンネルサポート)を取り付けるために必要なビスです。

マルチアンカー

棚柱(チャンネルサポート)を石膏ボードに取り付ける際の土台として必要です。木の下地がある場所であれば問題ありませんが、無い場合には必須と言ってもいいものです。これがないと強度が落ちます。

マルチアンカーサイズ(ロイヤル棚柱にオススメ)

マルチアンカーも色々なものが販売されているのですが、ロイヤルの棚柱(チャンネルサポート)を取り付けるのであれば、「フィッシャーデュオパワー DuoPower 5 x 25」がチャンネルサポートの横幅サイズ内に隠れるサイズでしっかり固定ができるのでオススメです。

マルチアンカーサイズ(ロイヤル棚柱にオススメ)

「フィッシャーデュオパワー DuoPower 5 x 25」を石膏ボードに打ち込んで下地を作る場合は、5mm穴で下穴を作ってからマルチアンカーを打ち込むので、5mmのドライバードリルを用意しておくと良いです。

ドライバードリル

下地センサー

壁の中のどこの場所に木の下地があるのか探してくれるセンサーです。合わせて電線探知も可能なので、棚柱(チャンネルサポート)の取り付け位置を確定するために必要です。

下地センサー

水平器

ロイヤルの棚柱(チャンネルサポート)にしっかり磁石でくっついてくれるので、縦水平などを取るのにも便利な他、棚板横水平を確認する際にも便利です。

マグネット式水平器

レーザー水平器

あるとめちゃくちゃ便利です。しかし価格も高価なものになるので、これから思い切ってDIYしていく人でなければ手を出すのはやめましょう。

レーザー水平器

電動ドライバー

棚柱(チャンネルサポート)を石膏ボードに取り付けるマルチアンカーの下穴を開けるために必要だったり、棚柱をビスで固定するために必要だったりします。大きなホームセンターであれば工具のレンタルなどもしているので、利用してみるのもありです。

個人的にはコンパクトで色々とDIYで使えるマキタのペンドライバー(黒)を購入しました。充電器やバッテリー2本の他アルミケースも一緒になっているので収納も便利です。

マキタ ペンドライバー DIY

【写真で徹底解説】棚受けレール取り付け7ステップ

ここからは、実際の写真を見ながら取り付け手順を詳しく解説していきます。

STEP1:どこに取り付ける?位置決めと採寸

棚柱の取り付け位置確認

まずは、どこにどんなサイズの棚を作るかイメージを固めます。メジャーを使って、設置したい場所の高さと幅を正確に測り、棚柱の長さや棚板の幅を決めて何がいくつ必要なのかをイメージしましょう。

STEP2:【最重要】下地の探し方と確認方法

棚受けDIYで最も重要な工程が、この「下地探し」です。日本の住宅の壁は石膏ボードが多く、その裏側にある「間柱」や「芯柱」といった固い木材(下地)にビスを打ち込まないと、棚の重みで壁ごと崩れてしまう危険があります。

下地の探し方と確認方法

下地センサーを使うのが最も確実ですが、壁をコンコンと叩いてみて、音が詰まったように変わる場所を探す方法もあります。見つけた下地の位置には、マスキングテープなどで印を付けておきましょう。

STEP3:正確な印付け(マーキング)

下地の位置に合わせて、棚柱を固定するビス穴の位置に鉛筆などで正確に印を付けます。

棚柱取り付けDIY手順(マルチアンカー)

石膏ボードに取り付ける場合には、ビス穴に入れる位置にマルチアンカーをあらかじめ打ち込んでおきましょう。

棚柱取り付けDIY手順

STEP4:1本目の棚柱を取り付ける

印に合わせて、まずは1本目の棚柱を電動ドライバーで取り付けます。この時点では、後で微調整ができるように、少し緩めに仮止めしておくのがコツです。

棚柱取り付けDIY手順

STEP5:水平器を使い、2本目の棚柱を取り付ける

1本目の棚柱に棚受けと棚板を仮置きし、その上に水平器を乗せます。水平になるように調整しながら2本目の棚柱の位置を決め、印を付けて取り付けます。左右の棚柱が完全に水平になることで、安定した美しい棚が出来上がります。

ですが上の写真のようにしっかりと水平が取れた位置にマスキングテープで上の頭を揃えておければ、失敗することなく並行に棚柱(チャンネルサポート)を取り付けることができます。

STEP6:棚受け(ブラケット)を設置する

両方の棚柱がしっかりと固定できたら、好きな高さに棚受け(ブラケット)をスリットに引っ掛けていきます。

STEP7:棚板を載せて固定する

最後に棚受けの上に棚板を載せます。より安全に使うために、棚板の裏側から棚受けをビスで固定することをおすすめします。これで、あなただけのオリジナル可動棚の完成です!

棚板をビスで固定

水平もバッチリ取れてた可動式の棚受けレールが完成です!

棚板の水平確認

NORI

しっかり手順を追ってやっていけば元々付いていたかのような素敵な可動式収納棚を作ることができますよ!

今回作った棚受けレール

ロイヤル社の棚柱(チャンネルサポート)を使って作ったのは2ヶ所。トイレの収納スペースと

トイレの収納棚受けレールDIY

洗面所の収納スペース。

洗面所の収納スペース棚受けレールDIY

欲しかったと思った収納スペースが作れたことで満足です。

NORI

あとはここに入れる収納ケースを購入したら完成!

【絶対失敗しない】初心者が陥りがちな落とし穴と対策

手軽に挑戦できるDIYですが、いくつか注意すべき点があります。よくある失敗例とその対策を知って、安全に作業を進めましょう。

  • 失敗例1:下地のない場所に取り付けて壁が崩れた!
    対策:何度も言いますが、下地確認は絶対に省略しないこと。下地センサーを使い、確実に柱のある場所へビスを打ち込みましょう。柱がない場合にはマルチアンカーなどを利用して補強して取り付けましょう。
  • 失敗例2:棚がガタガタ…水平に取り付けられない!
    対策:必ず水平器を使い、左右の棚柱の高さを正確に合わせましょう。焦らず、一つ一つの工程を丁寧に行うことが成功への近道です。
  • 失敗例3:賃貸なのに壁に穴を開けてしまった!
    対策:賃貸住宅の場合は、壁に直接穴を開けるのはNGです。「ラブリコ」や「ディアウォール」といった、床と天井で柱を突っ張らせるタイプの製品を活用しましょう。これなら壁を傷つけることなく、本格的な可動棚を設置できます。

賃貸物件での補強アイデアは2×4木材で柱を立てた上に施工

賃貸物件などで棚受けレールDIYをやってみたいという方は直接壁に穴を開けず、以下の写真のように2×4の木材でベースを作った上に棚柱(チャンネルサポート)を取り付けることをオススメします。

2x4を使ったベース作り参考例

強力タイプ 2×4アジャスター ラブリコ であれば、使用荷重40kgとなっているので、棚に載せられるものなどの重量も計算した上で施工すると安全ですよ!

まとめ

棚受けレールを使ったDIYは、あなたのアイデア次第で可能性が無限に広がる、とてもクリエイティブな作業です。この記事で紹介したポイントを押さえれば、きっとあなたも理想の壁面収納を実現できるはずです。

NORI

さあ、メジャーと電動ドライバーを手に取って、自分だけのオリジナル収納作りに挑戦してみませんか?

以上、NORI(@norilog4)でした。

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