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ドローン大好きなみなさんこんにちは!ガジェットブロガーのNORI(@norilog4)です。
以前からDJIより告知されていた、以下の記事で紹介していたリモートID対応のファームウェアがリリースされています。
これからドローンを購入して飛ばそうと考えている初心者の方などは特に注意が必要です。必ずこのリモートIDを機体に紐付けた上でフライトしてください。
NORI
Apple製品の他、カメラやドローンが好きです。趣味で2021年から登山やキャンプもはじめました。国交省全国包括許可承認取得済 三陸特/アマ無線4級/DJI CAMPスペシャリストを取得。運営者の詳しい情報はこちら
リモートID機能とは?
そもそもドローンを飛ばす上で必要な「リモートID機能」とは何なのか?わからないかたのために簡単に説明します。
リモートID機能とは、無人航空機(ドローン等)の識別情報を電波で遠隔発信するための機器で以下の2種類に分類されています。
- 内蔵型
- 外付型
外付型の場合には、その分機体へ外付型機器の重量が追加されるので、申請時の機体は改造扱いとして申請する必要がありこれがデメリットとなります。
内蔵型の場合は、ファームウェア等のアップデートで対応できるためそのままの機体重量で申請することができるというメリットも生まれます。
今回この記事で紹介しているのは、DJIのリモートID内蔵型タイプのドローンとなります。
リモートID機能掲載義務化の説明動画
DJIのリモートID対応機種
DJIで国内向けに販売されているドローンで、リモートID対応と公式で発表されている機体は以下の通り。
カテゴリー | モデル |
---|---|
一般向けドローン | DJI Mini 3 シリーズ DJI Mavic 3 シリーズ DJI Air 2S Mavic Air 2 DJI Mini 2 DJI FPV |
業務用ドローン | MATRICE 30 シリーズ MATRICE 300 RTK |
農業用ドローン | AGRAS T30 AGRAS T10 |
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各機体とアプリの対応バージョン
DJI Flyのバージョンは1.6.6から日本向けのリモートID要件に対応となります。
対応機種
- DJI Mini 3 Pro
- DJI Mavic 3
- DJI Air 2S
- DJI Mini 2
各機種のリモートID対応最新ファームウェアは以下の通りとなります。
- V01.00.0150(Mini 3 Pro)
- V01.00.0800(Mavic 3)
- V02.04.2190(Air 2S)
- V01.05.000(Mini 2)
リモートIDと機体の紐付け方法
各機体を最新ファームウェアにアップデート後、機体と接続後の「安全」部分に「無人航空機システムリモートID」が表示されます。
ファームウェアのアップデート中は以下の画面が表示されます(Mini3 Proの場合)
アップデート完了画面
送信機ファームウェア インストール完了が表示されたら機体とコントローラーを接続します。
機体との接続後、安全の項目を下までスクロールするとリモートIDの設定部分が表示されます。
無人航空機システムリモートID (Remote ID)の項目をタップしましょう。
リモートIDは、飛行中のドローンからID情報と位置情報を提供し、他のオペレーターがそれらを受信できる機能です。適用される規制を遵守するために、リモートIDは、登録番号、ユーザーから地理的位置などの情報を伝送する場合もあります。
項目の中に青い文字で「インポート」という項目があるので、タップします。
国土交通省航空局にログイン(ドローン登録システム)
機体のシリアル番号が表示されたログイン画面が表示されます。
ドローン登録システムに登録したDCNから始まるログインIDとパスワードが必要になります。
事前に機体登録申請を行なったIDとパスワードを入力してログインします。
問題がなければ「インポートしました」と表示されます。
これで事前にドローン登録システムに申請登録したリモートIDが付与されます。
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ドローン登録システムからの登録完了お知らせメール
画面上で「インポート済」と表示されたあとに、ドローン登録システムから上記の画像のメールが届きます。
記載されている内容は以下の通りです。
- 送信元:国土交通省航空局無人航空機登録制度担当
- 登録記号(JUから始まる記号番号)
- 製造番号
- リモートID状態:書き込み済み
NORI
DJIのリモートID対応機種
今回紹介したリモートID内蔵に対応しているドローンはこちら
DJIリモートID対応機種の対応スケジュール
公式のプレスリリースから2022年6月20日~各種対応機種のファームアップについては、順次対応を進めておりますとのアナウンスされております。
DJI FPV、Mavic Air 2については以降順次対応していく予定とのこととなっています。
【公式案内】リモートID対応機種に対するリモートID書込み方法
公式サイト上でも一般向けドローンに対してのリモートID書込み方法をわかりやすく解説しています。
DJI機体 リモートID対応方法のまとめ
本記事は、DJIから発売されているリモートID対応機種のファームウェアアップデート方法と、リモートIDの付与方法をまとめた解説記事です。
2022年6月20日以降、登録義務化が必須となり、DJIで発売されているリモートID機能が内蔵されていない機種を登録義務化以降購入する場合には、外付型の機器を別途取り付けなければならなくなったりするので、ドローンの登録手続き申請がさらに複雑・面倒なことになります。
ここで紹介している上記のDJIのリモートID機能対応機種であれば、外付型の機器を別途取り付ける必要はなく、今回紹介している方法でリモートIDを機体に付与することができます。
航空法の規制対象となるドローンがほとんどなので、法律違反で捕まったり罰金を払ったりすることがないようルールを守ってドローンの空撮を楽しんでください。
以上、NORI(@norilog4)でした。