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映像制作時に撮影した映像確認として必要となる外部モニター。みなさん映像制作時のモニターとかどうしてますか?
過去、カメラからHDMIケーブルやSDIケーブルなどでモニターにつないでいたものが、現在では遅延もかなり少なくワイヤレスでモニターで確認できる機材が廉価に手に入るようになってきています。
今日はその中でも、高機能でワイヤレスビデオ伝送装置を数多くリリースしているHollyland(ホリーランド)のワイヤレスビデオ伝送装置を紹介していきます!
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Apple製品の他、カメラやドローンが好きです。趣味で2021年から登山やキャンプもはじめました。国交省全国包括許可承認取得済 三陸特/アマ無線4級/DJI CAMPスペシャリストを取得。運営者の詳しい情報はこちら
Hollyland(ホリーランド)とは
以下のブログでも紹介していますが、一昨年の6月頃に深圳(シンセン)にあるHollyland(ホーリーランド)の本社に行ってきました。
Hollyland「Mars X」わずか2万円のワイヤレス映像伝送システムが登場!手持ちのスマホがモニターに変身
Hollyland(ホリーランド)は、2012年に深センでスタートした会社で、新しい製品プロジェクトの開発に売り上げの 25% 以上を毎年投資しており、積極的に新製品を開発しています。
Hollyland(ホリーランド)の本社にある製品工場や様々な製品を見てきましたが、映像制作などに関わる様々なワイヤレス伝送装置を開発・製造しており、TeradekやACCSOON CineEyeといった製品にも負けず劣らずのクオリティーの素晴らしい製品を開発している会社です。
いまでは世界中の映像クリエーターが利用してるワイヤレスビデオ伝送装置といっても過言ではない商品となっています。
Hollyland MARS 300 PRO の特徴
この製品の主な特徴は以下の通りです。利用する環境によって変わってきますが、伝送範囲は120mと一般的に利用する範囲であればかなり広い範囲をカバーしています。
- 側⾯のホイールボタンで本体のコントロールが可能
- OLEDディスプレイ搭載
- 受信機と送信機の伝送範囲は最⼤120メートル(使⽤環境により変動します)
- 送信機とモバイルデバイスへの伝送範囲は最⼤100メートル(使⽤環境により変動します)
- 映像転送遅延はわずか、0.08秒
- 送信機にはHDMI⼊⼒とHDMIループ出⼒、受信機にはHDMI出⼒が2つ付属
- USB Type-C 経由で送信機、受信機に電源供給可能
- スマート周波数の選別に対応
- ファームウェアのアップグレードに対応
Hollyland MARS 300 PRO ENHANCED 開封
今回レビューするのはこちらのHollyland MARS 300 PRO ENHANCEDという商品。アンテナが別で取り付けられる「強化版(ENHANCED)」と呼ばれるものになります。
Hollyland MARS 300ワイヤレスビデオシステムは、55,000円(標準版)と個人でデジタル一眼レフ/ミラーレスカメラを使って映像を制作するユーザーでも手を出しやすく、人気の製品となっています。
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同時期にリリースされたもので、アンテナが本体に内蔵されている、Hollyland MARS 300 PRO「標準版」もあります。
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MARS 300 PROの本体素材は、以前のモデルと同様に金属製となっています。
ファームウェアアップデートで屋外でも利用可能に
これまでは屋内のみ使用可能でしたが、最新ファームウェア(バージョンが1.0.1.9)が公開され、屋外でも使用可能となっています。
MARS 300 PROユーザーの方は以下のアップデート方法をチェックしてご使用ください。
屋外使用可能になったHollyland「MARS 300 PRO」の最新ファームウェアアップデート方法
MARS 300 PRO 標準版と強化版の違い
MARS 300 PROは、好みによって「標準版」と「強化版」のバージョンが選択でき、受信機では、両方のバージョンにアンテナが内蔵されている。
送信機は、「標準版」バージョンにもアンテナが内部に組み込まれていますが、「強化版」バージョンでは、混雑したWiFi環境の場合に信号の安定性を高めるためにトランスミッターに取り外し可能なアンテナが付いています。
同梱品
- Mars 300 PROトランスミッター TX(送信機)×1
- Mars 300 PROトランスミッター RX(受信機)×1
- アンテナ ×3
- コールドシュー ×1
- USB Type-A-Type-Cデータケーブル ×1
- ユーザーガイド ×1
トランスミッターへの給電方法
MARS 300 PROは、受信機(RX)・送信機(TX)それぞれでSony NP-Fバッテリーで運用が可能となっています。
また、トランスミッター本体(受信機/送信機)には、Type-C(5V / 2A)のポートがついており、USB Type-Cでの電源供給が可能となっています。
USB Type-A-Type-C ケーブルが付属品として入っていますが、参考までにケーブルを繋ぎモバイルバッテリーから各トランスミッターへ電源を供給してみました。
上記の方法以外にもUSB 5V/2A outputを備えた、以下のVマウントバッテリーなどからも付属のケーブルを使って給電が可能となります。
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ワイヤレストランスミッターの重量
金属製の本体のそれぞれの重量は以下となります。
送信機(TX)
送信機の重量はアンテナを2本装着した状態で170g
受信機(RX)
受信機の重量は内蔵アンテナを保有した状態で129g
外部モニターへの接続方法・出力方法
HollyLand MARSシリーズ製品の運用周波数帯は5.2GHz帯(5150~5250MHz)にあたる為、 現状の日本国内の電波法では、原則、屋内のご利用のみ許可されておりますのでご注意ください。
トランスミッターそれぞれにバッテリーなどをつけて電源を確保した後、カメラのHDMIアウトから、送信機(TX)の「HDMI IN」にケーブルを差し込みます。
受信機(RX)側は、「HDMI 1」と表示させたい外部モニターの「HDMI IN」とをHDMIケーブルで接続して準備完了。
送信機(TX)の電源をONにした後に、受信機(RX)の電源を入れると、自動的にチャンネルをスキャンして接続してくれます。
タブレット・スマホへの出力方法
以下のアプリをスマホやタブレットにインストールしておくと、接続した外部モニター以外にプラス2台を外部モニターとして利用が可能になります。
参考例
以下は、外部モニター1台、スマホ(iPhone)、タブレット(iPad)に接続した例となります。
試しにAndroid(Google Pixel 4)にアプリをインストールして、4台目を接続してみようと試してみましたが…
4台目の接続はできず。
受信機を外部モニターに繋いで使⽤している場合、最⼤2つのデバイスと接続が可能となり、受信機を使⽤しない場合、最⼤3つのデバイスと接続が可能になります。
アプリの設定方法
専用のアプリを使って映像を受信する場合には、以下の方法で受信が可能となります。
表示されるWi-Fiの中に、[HLD]から始まるものが表示されるので、それを選択します。
パスワード入力画面が表示されますが、デフォルトのパスワードは 12345678 となっているのでこの数字を入力して接続します。
オレンジ色の接続ボタンが表示されたら、接続ボタンを押して完了です。
接続がうまくいかない場合には、アプリの設定情報から位置情報などの許可などもOKにして再度接続のテストをしてみましょう。
うまく接続ができていれば、以下のようにスマホやタブレット上にカメラの映像が表示されるようになります。
接続されると、アプリ上に波形図、輝度表、ゼブラ柄、枠マーカー、局部拡大、類似色、モノクロ、3D LUTのボタンが表示され、各種ボタンを押すことで映像出力確認の際の設定を行うことができるようになります。
HollyViewアプリの動作映像
各種設定のボタンをタップするだけで、アプリ上でいろいろな設定をすることができるようになります。
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Hollyland MARS 300 PRO 強化版のレビューまとめ
本記事は、ワイヤレスビデオ伝送装置のHollyland MARS 300 PRO ENHANCEDについてのレビュー記事です。
このHollyland MARS 300 PROがあれば、カメラで撮影した映像を離れた場所からもワイヤレスで確認ができるようになります。
制作の現場にもよりますが、同時に何人かで複数のモニターで確認できる伝送装置が手ごろな値段で手に入りやすくなっています。
以上、NORI(@norilog4)でした。
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