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みなさんこんにちは。NORI(@norilog4)です。
今年5月にHollyland社は、日本向け製品「MARS300PRO STANDARD」「MARS300PRO ENHANCED」の最新ファームウェアを公開。
以前まで屋内のみでしか利用できなかった上記製品が、ファームウェアのアップデートをすることで屋内でのみ使用可能だったものが屋外での使用も可能となりました。
NORI
同機種を持っていてもファームウェアのアップデート方法もわからない方も多いので、ここでわかりやすく丁寧にアップデート方法を解説していきます。
Apple製品の他、カメラやドローンが好きです。趣味で2021年から登山やキャンプもはじめました。国交省全国包括許可承認取得済 三陸特/アマ無線4級/DJI CAMPスペシャリストを取得。運営者の詳しい情報はこちら
今回のファームウェアのアップデート内容
DFS(Dynamic Frequency Selection)が実装され、選択可能なチャンネルが4チャンネルから8チャンネルに拡張し(日本仕様のみ)、仕様変更にともない技術適合番号を再取得しています。
※DFS機能により今までより接続に時間がかかります。
※DFSが動作するチャンネルは3〜8chです。1,2chは変更ありません。屋外で電源を入れる前に3〜8chに変更してください。
アップデート対応機種
今回ファームウェアのアップデートで屋外利用が可能となる機種は以下となります。
- MARS 300 PRO SINGLE TRANSMITTER
- MARS 300 PRO STANDARD
- MARS 300 PRO ENHANCED
事前に用意しておくもの
- FAT32 or MS-DOSフォーマットされたメモリ
- フル充電されたNP-Fバッテリー
- OTG対応TYPE-Cケーブル
ファームウェアのアップデートには本体にファームウェアを流し込むためのOGT対応のTYPE-Cケーブルが必要となります。
Macを使ったフォーマット方法
筆者の場合は、Macしか保有していないため、ファームウェアアップデータ用のメモリ(マイクロSDカード)をフォーマットして利用しました。
マイクロSDカードの容量などはファームウェアが保存できるだけで問題ないので、16GBなどのものでも利用可能です。フォーマットだけをしっかり行ってください。
Macの「ディスクユーティリティー」を使って以下の内容で選択してフォーマットしてください。※名前は自由につけて構いません。
アップデート用のファームウェアダウンロード
アップデートに必要なファームウェアは以下からダウンロードしてください。
ダウンロードして解凍されたファイルを以下のようにメモリ(マイクロSDカード)に入れます。
NORI
ファームウェア アップデート方法
ここからがファームウェアのアップデートになります。アップデート手順としては「送信機(TX)」「受信機(RX)」どちらからファームウェアのアップデートを行っても問題ありません。
現在のファームウェアの確認方法
本体側面にあるロールボタンを長押したあとに、「VERSION INFO」を表示させ送信機のファームウェアバージョンを確認してください。今回アップデートされるバージョンは1.0.1.9となります。
バージョンが同じ、またはこれより新しい場合、アップデートは不要となります。
「VERSION INFO」を表示させると現在のバージョンが液晶に表示されるので、ここで確認ができます。
本体の電源を入れる
確認が終わったら、一度電源を切って再度本体の電源を入れましょう。
送信機(TX)のチャンネルchは表示が「-」から「数字」に変わった後アップデート可能です。
マイクロSDカードを挿したUSBを本体へ接続
ファームウェアを保存したマイクロSDを挿したUSBアダプターを本体のUSBポートに差し込みます。
USBを差し込むと自動的にアップデートがスタートします。アイコンがくるくると回り「UPDATING」と表示されます。
その後自動で電源が切れ再起動するので、そのまま待ちます。
ファームウェアのアップデートが完了すると「Successful」と表示されてすぐに消え、通常の画面に戻ります。
ファームウェアの再確認
上記で紹介したファームウェアの確認方法で再度現在のファームウェアの確認をしてください。バージョンが1.0.1.9と表示されていれば正常にアップデートが完了しています。
同じ手順で受信機(RX)もアップデートします。受信機の場合チャンネルchは表示が「-」から「数字」に変わらないので、電源を入れたあとにファームウェアを保存したマイクロSDを挿したUSBアダプターを本体のUSBポートに差し込みましょう!
NORI
MARS 300 PROファームウェアアップデート方法のまとめ
本記事は、屋外でも使用可能になったHollyland「MARS 300 PRO」の最新ファームウェア アップデート方法についての手順を解説したレビュー記事です。
バージョンが1.0.1.9以前のものは屋外で利用できなかったのですが、今回の最新ファームウェアが公開されたことで、技適や仕様などの関係で屋内でしか利用できなかったこの製品は屋外でも利用することができるので、外での撮影でも問題なく利用が可能となります!
同機種を保有している方は是非アップデートにチャレンジしてみてね!
以上、NORI(@norilog4)でした。
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