スマートホーム業界を変革する新規格「Matter」の魅力と将来性を分かりやすく徹底解説

matterとは? スマートホームの新規格を解説

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ガジェット好きのみなさんこんにちは、NORI(@norilog4)です。

最近発売されたスイッチボットハブ2にも搭載されている、スマートホームの共通規格「Matter(マター)

みなさんこの共通規格がどういったものかご存知ですか?

これから発売されるスマートホーム製品には、この共通規格が実装されていく予定ですが、今回はこのスマートホームの共通規格「Matter(マター)」が一体どんなものなのかということについて、掘り下げて説明していきたいと思います。

NORI

この記事を読むとスマートフォームの共通規格「Matter(マター)」をより深く知ることができるよ!
この記事を書いた人

新規格「Matter」ができた要因

新規格「Matter」が誕生した背景には、スマートホーム業界の課題解決が求められていたことが大きな要因です。

スマートホームとは、家電や照明、セキュリティシステムなど、さまざまなデバイスがインターネットに接続されて操作できるようになった家のことを指すのですが、様々なメーカーからたくさんのデバイスがリリースされて、互いに違うシステムで動いていました。

デバイスが違うシステムで困惑する人
様々な製品で困惑する人

それぞれのデバイスが違うシステムで動いていると、みなさんが持っているスマホのように、簡単に使えるはずの家電が、実はうまく連携できずに操作が面倒になってしまうことがあります。

そこで、大手企業が協力して、これまでバラバラだったスマートホームデバイスのシステムを、みんなが使いやすい形にまとめるために、新しい共通のルールを作りました。その新しいルールが「Matter」という規格です。

このような理由によってMatterの目標は、スマートホームデバイス間の互換性を確保し、簡単なセットアップと統合を実現することを目指したのが始まりです。

Matterって何?

Matter ロゴ

Matterは、スマートホームデバイス間の互換性と連携を目的とした共通規格です。Matterは、Apple、Google、Amazonなどの大手テクノロジー企業が協力して開発されたもので、以前は「Project CHIP」と呼ばれていました。

Matterは、多くの企業が協力して開発された共通規格であり、以下のような主要企業が参加しています。

Matterに参加している主要企業
  • Apple
  • Google
  • Amazon
  • Zigbee Alliance(現在のConnectivity Standards Alliance)
  • Philips Hue
  • IKEA
  • Samsung SmartThings
  • Schneider Electric
  • Signify
  • Somfy
  • Texas Instruments

これらの企業は、それぞれ異なる分野で活躍しているものの、Matterを通じてスマートホームデバイスの互換性や連携を強化しています。

Matter 参加主要企業

参加メンバーについては公式サイトのメンバーページから確認することができます。

また2023年には、さらに多くの企業がMatterに参加し、そのエコシステムが拡大しています。例えば、以下のような企業が新たに参加しています。スマートホームを推進させる日本企業も多く参加しています。

新たな参加企業
  • Panasonic
  • Mitsubishi Electric
  • Toshiba
  • Xiaomi
  • Huawei

Matterのメリットとは?

Matterの導入により、エンドユーザーにとって使いやすく、快適なスマートホーム環境が提供されます。また、開発者にとっても、異なるプラットフォームに対応する手間を軽減し、効率的な開発が可能になることが期待されています。

共通規格 Matterのメリットとは

具体的に皆さんが実際に使用しているスマートスピーカーや代表的な製品を使って例えた場合、過去Switchbot製品であればAppleのHomeKitには正式対応(一部機種のみ対応)しておらず、別の機器のいずれかを選ぶ必要があったのです。

Matterのメリット 参考例
Matterが対応してなかった場合

それがSwitchbot製品やスマートスピーカー側もMatterに対応したことにより、今まで利用できなかったスマートスピーカーにも対応できるようになったわけです。

これまでは、それぞれのスマートスピーカーに対する規格に製品を開発するエンジニアが合わせて実装しなければならなかったのですが、業界の共通新規格「Matter」にしたことで開発側のエンジニアも製品開発が楽になるというメリットもあるのです。

またこれまではできなかった、Apple HomePodに話しかければGoogleのデバイスや、GEのスマート電球が操作できるようになるのが、Matterのメリットです。

NORI

これまで設定するのが複雑すぎたスマートホーム製品がさらにスマートに設定ができるイメージです!

Matterの将来性

Matterは、スマートホームの新規格として、デバイス間の互換性や接続性を向上させるだけでなく、エンドユーザーや開発者にとって大きなメリットを提供し、スマートホーム業界のさらなる発展が期待されます。

Matterの登場により、スマートホーム業界は大きな変革がもたらされることが予想されます。異なるメーカーやプラットフォームのデバイスが一つの共通規格で統合されることで、エンドユーザーは使いやすく快適なスマートホーム環境を手に入れられるでしょう。

Matter対応製品

日本国内でスマートホームの共通規格「Matter(マター)」を搭載した製品は「SwitchBot Hub 2」となっています。

まとめ

今後もスマートロック、スマート電球や、ロボット掃除機などのスマートホーム製品のみならず、冷蔵庫、電子レンジ、炊飯器などの様々な家電がMatterに対応していくことでしょう。

今までは実際にアクションしなければできなかったことが、遠隔からだったり、音声だったりで家電をコントロールできてより一層スマートな暮らしが実現していくことは間違いないですね!

NORI

これから発売される各社製品の動向も見逃せないぞ!

以上、NORI(@norilog4)でした。

スマートホーム新規格「Matter」に関するQ&A

スマートホーム新規格「Matter」とは何ですか?
「Matter」とは、異なるメーカーやプラットフォームのスマートホーム機器が相互に連携できるための標準規格です。従来のスマートホーム機器同士では相互に連携が難しかった問題を解決することが期待されています。
スマートホーム新規格「Matter」に対応している機器はありますか?
現在、「Matter」に対応した機器は国内では「SwitchBot Hub 2」が対応・発売されています。今後も各メーカーから順次対応された製品が発売される予定となっています。
スマートホーム新規格「Matter」に対応するためには、どのような準備が必要ですか?
「Matter」に対応するためには、対応した機器を購入する必要があります。また、対応するハブやアプリなどの設定も必要です。
スマートホーム新規格「Matter」によって、どのようなメリットがありますか?
「Matter」によって、異なるメーカーやプラットフォームのスマートホーム機器が相互に連携できるため、ユーザーは自分が使いたい機器を自由に選択できるようになります。また、よりシームレスなスマートホーム体験が可能になると期待されています。
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