ガジェット好きのみなさんこんにちは、NORI(@norilog4)です。
2023年3月24日に発売となった、SwitchBot Hub(スイッチボット ハブ) 2を購入してみたので、その魅力と新しい機能を搭載したSwitchBot Hub 2でどんなことができるのかをたっぷりと解説・紹介していきます!
ガジェットブロガー・ドローンオペレーター
NORI
のり
2012年からWordPressでブログをスタート。使ってよかったガジェットをブログで紹介しています。写真多めレビューブロガー兼デザイナー。利用しているカメラはSonyとSIGMA fp L。ドローンでの空撮は趣味と仕事の両方で飛ばしています。国交省全国包括許可承認取得済 三陸特/アマ無線4級/DJI CAMPスペシャリスト。
SwitchBot Hub 2の製品概要
このSwitchBot ハブ 2でどんなことができるかと思う方も多いと思います。実際にこの商品の特徴を解説していきます!
ざっくり製品の概要をお伝えするとSwitchBot ハブ 2は、赤外線リモコン、ハブ機能、温湿度計、スマートボタンが全て一つになった高性能な4-in-1スマートリモコンです。
SwitchBot Hub 2の特徴
SwitchBot Hub 2の最大の特徴の一つは、赤外線コントロール機能の強化です。
SwitchBot Hub 2があれば、リモコンが使える製品を手動でスイッチをオン・オフする必要はありません。SwitchBot Hub 2を使えば、スマートフォンやスマートスピーカーから簡単にスマートフォンや音声で家電をコントロールできます。
1.赤外線コントロール機能の強化
SwitchBot Hub Miniに比べ、赤外線送信範囲が2倍に向上し、最大送信距離は30mにまで広がりました。この拡大された範囲により、さらに多くの家電製品をスマートホームデバイスとして操作できるようになります。
また、SwitchBot Hub 2はWi-Fi接続が不要で、Bluetoothを使ってエアコンを操作することも可能です(現時点ではエアコンのみ対応)。これにより、Wi-Fi環境が整っていない場所でも、スマホからエアコンをコントロールすることができます。
旧型の家電製品でも、SwitchBot Hub 2を使えば簡単にスマート化が可能です。これにより、スマホやスマートスピーカーを使って、テレビやエアコンなどの家電を音声操作できるようになります。赤外線コントロール機能の強化により、SwitchBot Hub 2はさらに便利で使いやすいスマートホームデバイスとなっています。
2.Matter対応スマートホームハブ
SwitchBot Hub 2のもう一つの大きな特徴は、Matter対応スマートホームハブであることです。Matterは、アップル、グーグル、アマゾンなどの大手テック企業が共同で開発したスマートホーム共通規格で、異なるブランドやプロトコルのスマートデバイスをシームレスに連携させることを目的としています。
SwitchBot Hub 2がMatterに対応していることで、今後さまざまなMatter対応デバイスと簡単に統合・操作が可能となり、スマートホーム環境の構築がより容易になります。また、SwitchBot Hub 2は日本で初めてMatter対応を実現した製品としても注目されています。
このMatter対応により、SwitchBot Hub 2は将来の拡張性が高く、長期的にスマートホーム環境の中核を担うデバイスとして活躍することが期待できます。
3.操作性の向上と付属の温湿照度計
SwitchBot Hub 2は、操作性の向上も大きな特徴としています。本体に搭載されたスマートボタンにより、事前に設定したシーンをワンタッチで起動できるため、スマートフォンやスマートスピーカーを使わずに手軽に家電を操作できます。この機能は、家族全員が簡単に利用できる点が魅力です。
また、SwitchBot Hub 2にはスマート温湿照度計が付属しており、これにより室内の温度、湿度、照度をリアルタイムでモニタリングできます。これらの情報をもとに、エアコンや加湿器の自動制御や、照度に応じた照明の調整など、快適な室内環境を作り出す自動化シナリオを設定することができます。この機能は、省エネや快適性の向上に大いに役立ちます。
SwitchBot Hub 2の湿度校正方法
もしもSwitchBot Hub 2の湿度数値がおかしいと思う場合には、以下の湿度校正方法の紹介記事の手順で湿度の校正を行うことができます。
SwitchBot Hub 2とSwitchBot Hub Miniの比較
前モデルの比較表
前モデルのスイッチボットハブミニよりも様々な機能を搭載した分、若干大きくなっています。
二つのモデルを表にして比較しました。
項目 | SwitchBot Hub 2 | SwitchBot Hub Mini |
---|---|---|
製品画像 | ||
発売日 | 2023年3月24日 | 2020年10月上旬 |
定価 | 8,980円 | 5,480円 |
サイズ | 80 × 70 × 25 (mm) | 64 × 64 × 19 (mm) |
重さ | 63 g | 36 g |
温湿度センサー | ○ | – |
照度センサー | ○ | – |
スマートボタン | ○ | – |
スマートアラート | ○ | – |
スマートリモコン機能 | ○ | ○ |
ハブ機能 | ○ | ○ |
エアコンリモコン状態同期 | ○ | – |
エアコンローカル操作 | ○ | – |
GPS連動機能 | ○ | ○ |
シーン機能 | ○ | ○ |
Matter対応 | ○ | – |
コントロール方法 | スマホ操作、音声操作、Apple Watch操作 | スマホ操作、音声操作、Apple Watch操作 |
オートメーション | スケジュール、ジオフェンス(GPS)、温度(センサー)、湿度(センサー)、照度(センサー) | スケジュール、ジオフェンス(GPS) |
サードパーティサービス | Alexa、Google Assistant、Siri Shortcuts、IFTTT | Alexa、Google Assistant、Siri Shortcuts、IFTTT |
旧モデルよりも3,000円ほど高いのですがこれらの性能向上を考慮すると、SwitchBot Hub 2の価格は妥当であると言えます。旧モデルの「SwitchBot Hub Mini」も良い製品でしたが、SwitchBot Hub 2はそれをさらに進化させ、価格に見合った機能と拡張性を提供していると評価できます。
これにより、多くのユーザーにとって、SwitchBot Hub 2はコストパフォーマンスの高い選択肢となります。
SwitchBot Hub 2を実際に利用してみた
購入したSwitchBot Hub 2を開封・設定して利用してみました。ここからは各種設定や様々な機能の設定などを紹介していきます。
箱から取り出してみると上記のものが入っています。
同梱物 | 数量 |
---|---|
SwitchBotハブ2本体 | 1 |
5V/2Aアダプター | 1 |
温湿度センサー搭載ケーブル | 1 |
両面テープ | 1 |
温湿度センサー両面テープ | 1 |
取扱説明書 | 1 |
サポートカード | 1 |
初期設定とアプリ連携
背面にある溝を上に持ち上げると、スタンドとなる部分を開くことができます。開いた内側部分にはUSB Type-Cポートがありますので、ここに温湿度センサー搭載ケーブルを差し込みます。
壁面に取り付ける場合には、温湿度センサー両面テープが自分の方から見える形でケーブルを取り付けます。
スタンドとして立てて利用する場合には、ケーブルを上記と逆向きにケーブルを差し込むことで、デスクなどに両面テープで温湿度センサー搭載ケーブルを固定することができます。
本体に磁石などは内蔵されていないので、本体を壁に取り付ける際には付属の両面テープを使って取り付けます。
SwitchBot 温湿度計プラスの場合には本体に磁石が付いているので、磁石が付く面があればどこにでも取り付けることが可能となっています。
SwitchBotアプリでの設定方法
スイッチボット ハブ2を利用するには以下のアプリをお手持ちのスマートフォンにインストールする必要があります。
SwitchBotアプリを使った設定方法は簡単で直感的です。まず、スマートフォンにアプリをダウンロードし、アカウントを作成してログインします。
次に、デバイスを追加してWi-Fi接続していきます。
デバイスの追加
すでにスイッチボット製品を利用している方がいればアプリのホーム画面の右上にある➕のボタンをタップしてデバイスを追加を行います。
アプリと端末を連携させるのも、アプリのガイドに従って操作してくだけで設定が可能となっているので、これから利用する初心者でも簡単にセットアップが可能となっています。
Wi-Fiとの接続
外出先から家の様子を確認・接続させた機器をコントールするには、スイッチボット ハブ2を自宅のWi-Fiへ接続する必要があります。
スイッチボット ハブ2が利用できるWi-Fiネットワークは2.4GHzのみとなっており、5GHzには対応しておりません。接続がうまくいかない場合にはご自宅のWi-Fi環境やSSID・パスワードを確認してみて下さい。
これでアプリと端末の連携設定は完了です。
追加されたスイッチボット ハブ2のアイコンをホームからタップすると、室内温度や室内照度が表示されますそれぞれのアイコンをタップするとそれぞれのステータスを確認することができるようになっています。
またリビングハブの中にある赤外線リモコンの項目から、「リモコンを追加する」ボタンをタップすることで赤外線でコントロールできる家電を連携することが可能です。
赤外線家電の学習機能
SwitchBot Hub 2の赤外線家電の学習機能は、簡単に様々な家電製品と連携できる点が魅力です。
赤外線コントロール家電の追加方法
一般的な家電だと面白くないので、今回は赤外線でコントロールできるウォシュレットを追加してみました。
リビングハブの中にある「リモコンを追加する」ボタンをタップして画面に表示されるガイドを確認しながら、赤外線リモコンを追加していきます
今回はウォシュレットを追加していくので、「家電を選択」の中にあるアイコンから「その他」を選択して次に進みます。
赤外線リモコンとして追加できるのはカメラやプロジェクタースピーカー空気清浄機などといった様々な家電を追加することもできます。
リモコンのデバイス名に名前をつけて、操作したいリモコンのボタンを押して赤外線を発射させ、そのボタンに名前をつけて登録していきます。
これで赤外線家電の登録が完了です。動かしたいリモコンを登録する際に、ボタンを押して実際に動作が確認できるかも合わせて確認しながら登録ができるのでとても便利です。
アプリ上で学習モードを選択し、既存のリモコンを使って対応するボタンを押すことで、ハブが赤外線信号を学習します。この機能により、多種多様な家電製品をスマートホームデバイスに変換でき、一元化された操作が可能になります。
家にある様々な家電(旧型家電含む)のリモコンを登録しておくことで、全てのリモコンが手元のスマホでからコントロールできるのは非常に便利です。
元々利用していたハブミニのリモコンをコピーする方法
Switchbot公式Twitterアカウントで元々利用していたハブミニのリモコンの情報を新しくSwitchBot Hub 2に同期する方法が解説されています。
すでにハブミニを持っていて、SwitchBot Hub 2にアップグレードされた方はこの方法で元々設定していたリモコンの情報を新しく登録することなく移行することができます。
スマートスピーカーとの連携
すでにを自宅でスマートスピーカーなどを使っている場合には Google アシスタント、Amazon Alexa、Apple ホームポッドなど連携して音声でコントロールすることも可能となります。
実際の使い勝手
実際に利用してみましたが様々な機能がすべて一緒になったハブになっているのでとても便利に感じます。
スイッチボットハブミニの場合はただのハブとしてそれぞれの機能を持つ製品である温湿度計プラスや、照度の場合は光センサーがついたスイッチボットカーテンなどと連動してコントロールできていたものが、全てオールインワンとなっています。
スマートリモコンとしての性能
旧型家電のスマート化
SwitchBot Hub 2は、旧型家電をスマートホームデバイスに簡単に変換できる点が大きな魅力です。従来、スマート化が難しかった古いテレビやエアコンも、赤外線リモコンを使っている限り、Hub 2と連携できます。
これにより、高額な新しい家電を購入することなく、スマートホームの利便性を享受できるようになります。また、アプリや音声操作により、どこからでも家電の操作が可能になり、あなたの暮らしをより快適で効率的なものに変えることができます。
付属のスマート温湿照度計の活用例
スイッチボットハブ2には温度・湿度・照度を計測することができるので、この機能を使ってそれぞれの値をもとに様々な家電を自動でコントロールすることができるようになります
温度・湿度に応じたエアコン制御
以下はシーンに応じた自動制御の一例です。今回はスイッチボットハブ2の温度が38°cを超えた場合に、エアコンが自動で付いて、室温を25°まで冷やす設定を追加しています。
こういった設定をいれることで夏場自宅で飼っているペットが熱中症になることも防ぐことができます。
SwitchBot Hub 2の温度・湿度に応じたエアコン制御機能は、室内の快適な環境を維持するために役立つ便利な特徴です。付属のスマート温湿照度計が部屋の温度と湿度を測定し、設定した閾値に基づいてエアコンの運転を自動で制御します。
例えば、夏場に室内温度が上昇し、設定した温度の閾値を超えると、SwitchBot Hub 2がエアコンを自動的に冷房モードでオンにします。温度が下がり、設定値に戻ると、エアコンは自動でオフになります。同様に、冬場には暖房モードで運転が開始されます。
湿度に応じた制御も同様で、湿度が高くなると除湿モードが作動し、低くなると運転が停止します。これにより、室内の湿度を適切な範囲に保つことができます。
温度・湿度に応じたエアコン制御機能は、省エネ効果を高めるだけでなく、自動で快適な室内環境を作り出すことができるため、忙しい日常の中でも利便性が向上します。
照度に応じた照明制御
SwitchBot Hub 2の照度に応じた照明制御機能は、部屋の明るさを自動的に調整することができる優れた特徴です。付属のスマート温湿照度計が部屋の照度を測定し、あらかじめ設定した閾値に応じて照明をオン・オフしたり、明るさを調整したりします。
こちらも以下のような設定で自動化することができます。
先ほどと同様、シーンの自動タブから「シーンの作成」をタップして自動化する「条件を追加」します。SwitchBot Hub 2を選択して温度・相対湿度・照度のいずれかをフックに家電を動作させるかを選んで作成します。
今回の場合は明るくなると自動的にカーテンをオープンする設定です。
この周囲を作成することでこの自動化を行うには別売りのスイッチボットカーテンが必要となります。
こういう感じでアプリを設定していくことでちょうどをフックに様々な家電をコントロールすることができるようになります。
例えば、夕方になり日が沈むと、部屋の照度が低下します。スマート温湿照度計がこの変化を検知し、設定した照度の閾値を下回ると、SwitchBot Hub 2が照明を自動的にオンにします。同様に、朝になって日が昇り、部屋の照度が上がると、照明を自動的にオフにします。
もしも自宅のシーリングライトが赤外線リモコンでコントロールできるタイプのものであれば、あらかじめ赤外線学習機能でシーリングライトのオンオフを学習させておくと、照度に合わせた照明の自動コントロールができるので便利です。
この機能は、省エネ効果や快適な生活空間の実現に役立ちます。また、忙しい日常の中で照明のオン・オフを意識しなくても済むため、利便性が大幅に向上します。
SwitchBot Hub 2の価格
スイッチボット ハブ2の定価は8,980円となっています。公式サイトでも購入が可能ですが、Amazonだけの期間限定割引コードを使ってお得に購入することも可能です。
クーポンコードを入力すると、5%割引の8,531円で購入することができます。