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普段利用していないSSDやHDDをWi-Fiルーターに接続してNAS化できると便利だと思いませんか?
今回はUSB3.0ポートが付いているWi-Fiルーターに2TBのSSDを接続して簡易NAS化させてみたので、その手順や方法・注意点について解説していきたいと思います。
Apple製品の他、カメラやドローンが好きです。趣味で2021年から登山やキャンプもはじめました。国交省全国包括許可承認取得済 三陸特/アマ無線4級/DJI CAMPスペシャリストを取得。運営者の詳しい情報はこちら
この方法がおすすめな方
- Wi-FiルーターにUSB3.0ポートが付いている
- 簡易NASを構築しようとしている
- 使ってないSSDやHDDを有効活用したい
この方法を実行しようとなると、ある程度ネットワークの知識や余っているHDDやSSDがあると便利ですが、Wi-FiルーターにUSB3.0が付いてる場合には、保存用のストレージを新しく購入して対応する方法でもいいかもしれません。
USB3.0搭載のWi-Fiルーター
この方法が使えるのは、USB3.0搭載のWi-Fiルーターのみとなってしまいます。Wi-FiルーターにUSB3.0が搭載されていない場合には使えません。
今後もしもこの方法を検討する場合には、現行販売中の製品では以下のルーターがおすすめです。
USB 3.0 搭載
USB 3.2 (Gen1)搭載
ざっくり調べてみた限りでは、各社メーカーともに内蔵アンテナ版よりもアンテナの方向を変えられるタイプのWi-FiルーターにUSB3.0ポートが搭載されているようです。
ここで紹介していない他社メーカーを選ぶ際には、仕様を確認の上購入してください。
TP-Link Archer AX90にSSDを取付と設定方法
今回実装してみたのは、TP-Link Archer AX90のWi-Fiルーターです。
写真のようにルーターサイドにUSB3.0ポートが搭載されています。
また簡易NASとして利用した外付けSSDはSanDiskの2TB SSD。
SSDの取付方法
付属のUSB Type-Aポートの変換を取り付けてWi-Fiルータのポートに差し込めば準備が完了します。もちろんSSDじゃなくてもHDDで代用も可能です。
NORI
Wi-Fiルータの設定
Wi-Fiに接続した状態でウェブブラウザ(Safari、Google Chrome、Internet Explorerなど)を開きます。ウィンドウ上部のアドレスバーに、次の192.168.0.1、192.168.1.1、またはhttp://tplinkwifi.netのいずれかを入力すると以下の画面が開きます。
最初に設定したローカルパスワードを入れてログインすると、Wi-Fiルーターの管理画面に入ることができます。
画面メニューの「詳細設定」内にあるUSBを選択し、その中にある「USBストレージデバイス」を選択することで以下の画面が表示されます。。
認識していれば、ディスクドライブ名が表示されます。
共有するディスクドライブを「共有」をONにしてファイル共有の項目にある「安全な共有」をONにします。
これでWi-Fiルーターに接続されたSSD or HDDが簡易NASとして機能します。
ネットワーク内の端末からアクセスする方法
設定が完了したら、「安全な共有」にあるユーザー名とパスワードを控えておきます。
パスワードについては目のアイコンをクリックすることで初期設定されたパスワードが表示されます。
自分で分かりやすいパスワードに変更することも可能です。
Macからアクセスする方法
Finder(ファインダー)を開き、「移動」→「サーバーへ接続」を選択し、アクセス方法にある smb://TP-Share を入力して接続ボタンを押します。
接続確認が出てくるので、接続ボタンを押して接続します。
接続時のパスワードを聞いてくるので、「安全な共有」にあるユーザー名とパスワードをここで入力して接続ボタンを押します。
するとファインダー内に接続された外付けの簡易NASがTP-Shareとして表示されます。
ネットワーク側でも表示されるので、クリックすることで上記の画面に切り替わります。
Mac利用の場合はTime Machineとしても機能
もしもApple製品(Mac)を利用しているユーザーの場合は外付けしたSSDをタイムマシーンのバックアップ用ストレージとして利用することができます。
先ほどと同じく、USBの項目の中からTime Machine(タイムマシン)を選びます。
有効にしたい場合には有効ボタンにチェックを入れてバックアップする場所を選択して、画面一番下に表示される「保存」ボタンを押すことでこの機能が有効化されます。
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気になる簡易NASの転送速度
SSDを接続したので、どれくらいの転送速度が出るのか気になり、Blackmagic Disk Speed Test を使って実際に計測してみました。
結果は以下の通り。
直接パソコンに接続しているSSDはなく、Wi-Fiルーターを通して接続しているため、読み書き転送速度はSSDを利用した場合でもこのような結果になります。
NAS化してWi-Fiを通してネットワークアクセスした場合は、読み込み速度は格段に落ちます。あくまで簡易的なNASとして利用する用途として考えた方が良さそうです。
まとめ
Wi-FiルータになんでUSBポートが付いているんだろう?と思っている人も意外と多いはず。
実は簡易NASとして利用できる結構便利な機能が搭載されているんです!
もしも簡易的なNASを構築してみようと考えている方がいればこの記事を参考にしてみてください。
NORI